SWOT分析で自己分析

投稿日: カテゴリー: 自分を知る

マーケティングで良く使われるいくつかの分析手法は、自己分析にも使われることが多いのでご紹介していきます。

今回は、そのひとつSWOT分析です。

1. SWOT分析とは

SWOT分析は一般的には事業計画の策定やマーケティング分析で使われますが、自分自身を知るためにも使われます。

主に就職活動のためが多いようですが、セカンドキャリアを考えるときも使ってみましょう。

これまでは嫌なこと・嫌いなことも、やらなければならない事として我慢してやってきたと思います。でも、セカンドキャリアでは、できれば自分の好きなこと・得意なことをやっていきたいですよね。もちろん、苦手だから挑戦してみたいということもあるかもしれませんし、そんなに贅沢なことを言っていられないという方もいらっしゃるかもしれません・・・ いずれにしても、自分のことを客観的に見つめてみることは大切です。

SWOT分析とは、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の4つの頭文字からなる分析手法です。

 

1.1 SWOT分析の前に

まずは自分の好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なことを書きだしてみましょう。

この「書き出す」という作業が大事です。ひとつひとつ、文字にしてみると、「そうそう、そうなのよ」「イヤ、それほどでもないかもしれない」など改めて自分を見つめなおすことができます。

好きなこと・得意なことが思い浮かばないときは、嫌いなこと・苦手なことを書きだして、その逆を考えるというのもひとつの方法です。

 

■ 好きなこと

「仲間と何かを成し遂げる」のが好き、逆に「ひとりでコツコツやること」が好きという方もいるでしょう。「得意なこと」と重複するものもあるかもしれませんが、気にせず列挙してみましょう。
「旅行が好き」、「おいしいものが好き」もありですね。「シンプルな生活」が好き、「子供の笑い声」が好きなど、自分がワクワクすること、夢中になれることは何でしょう。自分が幸せな気持ちになるのはどんな時かを考えるのでもいいですね。

(例)

・仲間と何かを成し遂げること ・ひとりでコツコツやること ・旅行 ・おいしいもの
・シンプルな生活 ・子供の笑い声 ・誰かの役にたつこと ・身体を動かすこと

 

■ 得意なこと

特別に秀でていなくても、割と得意かな、くらいのものでOKです。
自分は「文章を書く」のは得意、「初対面の人と話す」のはそんなに苦じゃない、とか、「料理」は得意とか・・・ 人に褒められたことでもいいですね。「字がきれい」、「行動的」だとよく言われるなど・・・
会社の仕事を思い出して、「物事を図式化する」のは得意、「他の部門を巻き込む」のは任せて!、あるいは「リーダーとして引っ張っていく」のは得意でもいいでしょう。

(例)

・文章を書くこと ・初対面の人と話すこと ・料理 ・字がきれい ・英検は準1級
・行動的 ・物事を図式化すること ・他の部門を巻き込むこと ・リーダーとして引っ張っていくこと
・海外ビジネスに携わっていて異文化には慣れている

次に嫌いなこと・苦手なことも書き出してみましょう。

 

■ 嫌いなこと

「時間に追われる」のはイヤ、「毎日同じことを繰り返す」のは嫌いとか、「満員電車」や「人込み」、「人に命令されること」はもう勘弁して欲しいという人も多いかもしれません。

(例)

・時間に追われること ・毎日同じことを繰り返すこと ・満員電車
・人込み ・人に命令されること

 

■ 苦手なこと

「大勢の人の前で話す」のは苦手、「朝、早い」のは苦手もあるでしょう。「集団行動」や、大雑把な性格だから「数字を扱う」のは苦手という人もいるかもしれません。

(例)

・大勢の人の前で話すこと ・朝、早いこと ・集団行動
・数字を扱うこと  ・論理だてて話すこと ・交渉事

 

 

だんだん、自分がどんな人間なのか、見えてきませんか?

 

1.2 SWOT分析

自分の得意、不得意、好き、嫌いがわかったら、次はいよいよSWOTです。

 

SWOTの、S 「強み」は、得意なこと・好きなこと。逆にW 「弱み」 は、苦手なこと・嫌いなことです。

O「機会」はセカンドキャリアに踏み出すにあたって、自分にとって有利な・安全な・役立つ環境要因、一方、Tの「脅威」はリスク要因、自分にとって不利・危険・負担増など、機会の逆となる環境要因です。

 

■ 機会

(例)

・子供たちはもう社会人になった
・実家の親は今のところ健康で当分は介護の心配がなさそう

 

■ 脅威

(例)

・まだ子供の学費が当面はかかりそう
・遠方にいる両親が高齢で心配

 

さらに、自分がやりたいな、関心があるなと思う分野における「機会」や「脅威」も書き出してみます。

 

 

 

2. SWOTクロス分析

自分の強み・弱み、機会や脅威のSWOTが分析できたところで、もう一歩踏み込んでSWOTクロス分析もしてみましょう。

 

自分がこれからやりたいな、関心があるなと思う分野に関して、これまで上げたものの中から、重要そうなものをピックアップして、強み・弱みを機会・脅威と組み合わせていきます。

特に、「強み×機会」(自分の強みで取り組むことができるものは何か)を中心にして、それをするために、「自分の弱みで機会を取りこぼさないようにする」にはどうしたらよいか、「自分の強みで脅威を克服する」にはどうしたらよいか、「自分の弱みで機会を取りこぼさないようにする」にはどうしたらよいかと考えていくとよいでしょう。

 

 

自分のやりたいことが少しでも見えてきたらこういったツールで分析してみて、自分の強みが活かせそうなものが見つかったら、関連することを調べてみるなど、その可能性を探ってみることをお勧めします。

「こんなことやりたいけど、私には無理だろうな」と、なんとなく諦めてしまうのではなく、無理なのかどうか、なぜ無理なのか、解決の手段はないのかなど、きちんと分析してみると、案外、視界が開けてくるかもしれません。